ナウル共和国やレソト王国、サハラ砂漠など、簡単には訪れることのできない場所を旅し、出会った人々を撮影し続けてきた小澤太一。コロナ下、たどり着いた北海道・道東の森や海岸を彷徨うように歩きながら、たくさんの命が生まれ消えていく瞬間を目の当たりにしてきました。
ある日の森で、土の上に横たわる大きなエゾシカの頭骨に出会った小澤は、その頭骨の定点観測を始めます。やがて自身の撮影動機と頭骨の存在が結びつき……。
太古の昔から大きな循環の中で生きてきた人や動物、自然の姿から、現代を生きる私たちは何を受け取り、どんな価値観をつないでいけるのか。問い続け、答えを求め続けながら撮影された作品集です。
▶ご購入はこちら
『回』小澤太一
・A4変型判(天地218mm×左右300mm)
・上製本・144ページ
・発売日:2025年11月26日
・本体価格6,000円+税
・ISBN:978-4-9913246-5-9
・編集:高橋佐智子
・アート・ディレクション:三村 漢(niwanoniwa)
・プリンティング・ディレクション:鈴木利行
・編集協力:鈴木貴也 西尾朋高
・印刷:株式会社アルキャスト・製本:渋谷文泉閣
【著者プロフィール】
小澤 太一 (こざわ・たいち)
1975年、愛知県名古屋市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、アシスタントを経て独立。人物撮影をメインに、写真雑誌での執筆や撮影会の講師・講演など、活動の範囲は多岐にわたる。ライフワークは「世界中の子どもたちの撮影」で、写真展も多数開催。おもな写真集に『ナウル日和』『SAHARA』『赤道白書』『HEROES』など。身長156センチ、体重39キロの小さな写真家である。キヤノンEOS学園東京校講師。日本写真家協会会員。
【書店様からのご注文はこちらから】
・FAX注文書
・BookCellar
・鍬谷書店